歌い、豆をまく。カンボジアの学生が「日本の文化」を体で学ぶ一日

カンボジア・シェムリアップの教室で、学生たちが豆をまいていました。日本のニュースでも見慣れた節分の光景が、アンコールワット近郊の学校で繰り広げられていたのです。同じ日の午前中には、マイクを手に日本語の歌を熱唱する学生の姿もありました。

2026年2月初旬、山本日本語学校カンボジアでは「のど自慢大会」と「節分」が同日に開催されました。

なぜ、この2つが同じ日に行われたのか

山本日本語学校では、日本語の授業と並行して、日本の文化・年中行事・生活習慣を学ぶ機会を積極的に設けています。節分は毎年2月ごろに行われる日本の伝統行事であり、豆まきという具体的な所作を伴うことから、体験型の学びとして学校行事に取り入れられています。

同日に開催されたのど自慢大会は、日本語の歌を通じた学習活動です。この2つを半日でまとめて行うことで、語学と文化理解を組み合わせた凝縮された一日となりました。

当日のスケジュール
9:00〜11:00のど自慢大会
11:00〜13:00節分

のど自慢大会:歌で日本語を使う

のど自慢大会では、学生が日本語の歌を披露します。歌詞の発音・抑揚・意味を理解しながら歌うことは、会話や聴解の練習とは異なる日本語との接し方です。授業の文脈を離れ、自分の選んだ歌で日本語を表現する場は、学生にとって人前で日本語を使う経験にもなっています。

学生同士が互いのパフォーマンスを見る時間でもあり、教室とは異なる雰囲気の交流の機会となっています。

節分:豆をまきながら、季節を学ぶ

節分は、日本では2月3日ごろに行われる伝統行事です。「鬼は外、福は内」の掛け声とともに豆をまく慣習は、季節の変わり目を祝う文化として広く知られています。

教科書で「節分とは」と読むことと、実際に豆をまくことは、異なる記憶として残ります。山本日本語学校では、この行事を学校活動として実施することで、日本の年中行事を身体的な体験として学ぶ機会としています。


学びを支援する

山本日本語学校では、学生たちが安心して学び続けられるよう、授業料・寮費を無償で提供しています。
教材費、寮の運営、日々の学習環境の維持など、活動継続のためのご支援をお願いいたします。