カンボジアの地で30年。山本日本語学校、創立30周年記念式典を開催

2026年8月25日、山本日本語学校カンボジアは創立30周年記念式典を開催しました。カンボジア国旗と日本国旗が並ぶステージには「30周年記念 山本日本語学校」の横断幕が掲げられ、シェムリアップ州選出国会議員Sieng Nam(シエン・ナム)様や、在シェムリアップ日本国領事事務所長米澤敦様はじめ、カンボジアの関係機関・行政関係者、日本側の来賓を迎えた正式な式典が執り行われました。それと同時に、30年の間に学校を巣立っていった卒業生たちが一堂に会する同窓会でもあり、「先輩、おかえりなさい」という言葉が場を包みました。

来賓を迎えた記念式典

式典ではカンボジア国王の肖像と仏旗を背景にしたステージで、関係機関の代表者や日本側の来賓を含む多数のゲストを迎えました。シェムリアップ州の各省のfacebook写真にも記録されるほど、地域を代表する行事として位置づけられた式典となりました。

国歌斉唱や開式の言葉に続き、創業者の山本宗夫から意思を継いだ山本宗太が30年の歴史ともに、支えてくださった関係者の皆様へお礼を述べ開幕。
壇上では来賓のスピーチならびに、表彰・感謝状の授与も行われ、30年にわたる教育活動とカンボジア社会への貢献が公式に称えられました。

先輩、おかえりなさい——30年分の再会

記念式典には、過去30年間に学校を卒業した多くの先輩たちが久しぶりに学校へ戻ってきました。在校生たちは教室のホワイトボードに「山本日本語学校 30周年記念 2026年8月23日 先輩 おかえりなさい」と丁寧に描き、卒業生を迎え入れました。

受付テーブルには参加者が署名し、久しぶりに顔を合わせた卒業生同士が抱き合って再会を喜ぶ姿が随所で見られました。日本語を学んだこの場所で再び顔を合わせる先輩たちの姿は、30年という歳月の重みと、学校が結んできた縁の深さを物語っていました。

生徒が描いた30周年記念のホワイトボードアート。「先輩、おかえりなさい」の文字が並ぶ
久しぶりに学校に集まった卒業生同士が抱き合って再会を喜ぶ

手づくりでつなぐ、30年の感謝

会場には在校生・スタッフが準備した食べ物と飲み物が並び、「食べ物・飲み物 こちら→ ご自由にお取りください」という日本語の案内が貼り出されました。

カンボジアの軽食や伝統菓子が並ぶ食卓を囲みながら、来賓・卒業生・在校生が一堂に会して語り合い、30年の歩みを振り返る時間となりました。学校の教室では卒業生と在校生が床に座り込んで食事を共にする場面もあり、世代を超えた交流が生まれていました。

山本日本語学校は1996年の設立以来、授業料・寮費を無償で提供しながらカンボジアの学生に日本語教育の機会を届け続けてきました。この30年間で多くの卒業生が日本語を武器に日本留学や就職の夢を実現しており、今回の同窓会はその積み重ねを全員で確かめ合う場となりました。


学びを支援する

山本日本語学校では、学生たちが安心して学び続けられるよう、授業料・寮費を無償で提供しています。
教材費、寮の運営、日々の学習環境の維持など、活動継続のためのご支援をお願いいたします。

学生たちの学びを支援する