日本語を学ぶとは、言葉を覚えることだけではありません。山本日本語学校カンボジアでは2026年1月、学生たちが初めて毛筆と墨を手に漢字を書く体験をおこないました。
文字を読み、声に出し、そして書く。学習の積み重ねが、筆先ひとつに凝縮されるような時間でした。
はじめての筆
筆を持つのが初めての学生がほとんどです。墨をすり、紙に向かい、静かに息を整えてから一画一画を書き進める。見慣れたはずの漢字が、筆を通すことで新しい難しさと面白さをもって迫ってきます。
手が動くたびに墨の跡がのこり、文字の形が紙の上に生まれていきます。学生たちは集中した表情で筆を走らせ、書き終えた字を確かめながら次の一画へと向かっていました。






漢字を書くということ
山本日本語学校のカリキュラムでは、読み・書き・会話を並行して学びます。タイプや印刷で見る漢字と、筆で書く漢字とでは、字の形への向き合い方がまるで違います。止め、はね、はらい。それぞれの意味を手で覚えていくこの体験は、日本語学習の新しい層を学生たちに開いてくれます。
書き初めは日本では新年に字を書く伝統的な行事です。カンボジアの学生たちにとって、この体験は日本語の文字そのものへの関心を深める機会にもなりました。





学びを支援する
山本日本語学校では、学生たちが安心して学び続けられるよう、授業料・寮費を無償で提供しています。
教材費、寮の運営、日々の学習環境の維持など、活動継続のためのご支援をお願いいたします。
